- 2026年4月11日
【2026年4月開始】妊婦さんのRSウイルスワクチン(アブリスボ®)が無料になります
はじめに
2026年4月より、妊婦さんを対象としたRSウイルスワクチン(アブリスボ®)の定期接種(無料)がスタートします (p. 1)。
RSウイルスは、赤ちゃんが感染すると重症化しやすいウイルスです。生まれてくる赤ちゃんを病気から守るための「抗体のプレゼント」について、詳しくご紹介します。
RSウイルス感染症とは?
RSウイルスは、2歳までにほぼ100%の赤ちゃんが感染する非常に身近なウイルスです (p. 2)。
- 症状: 発熱、鼻水、咳など(潜伏期間2〜8日)(p. 2)
- リスク: 約30%が細気管支炎や肺炎などの重症に陥る可能性があります (p. 2)
- 特に注意が必要な時期: 生後6か月未満の赤ちゃんは免疫が未発達なため、重篤化のリスクが高まります (p. 2)
現在、RSウイルスに特効薬はなく、対症療法が中心となるため、事前の予防が最も大切です (p. 2)。
なぜ「妊婦さん」が接種するの?(母子免疫の仕組み)
生まれたばかりの赤ちゃんは、自分自身ですぐにワクチンを打つことができません (p. 3)。そこで、妊娠中のお母さんがワクチンを接種することで、赤ちゃんを守る仕組みが「母子免疫」です。
- お母さんに接種: 妊娠28週〜36週にワクチンを接種します (p. 3)
- 抗体が作られる: お母さんの体内でRSウイルスへの抗体が増えます (p. 3)
- 赤ちゃんへ移行: 胎盤を通じて、お腹の赤ちゃんに抗体が届きます (p. 3)
- 生後〜6か月を守る: 重症化リスクの高い時期を抗体がガードしてくれます (p. 3)
【有効性データ】
生後3か月以内の重症下気道感染症に対し、約80%の予防効果が報告されています (p. 4)。
安全性と副反応について
大規模な臨床試験において、重篤な有害事象はプラセボ(偽薬)群と有意な差はないことが確認されています (p. 5)。
- よくある副反応: 接種部位の痛み・腫れ、頭痛、筋肉痛など(多くは2〜3日で自然に軽快します)(p. 5)
- 注意が必要な方: 切迫早産の兆候がある方や妊娠高血圧症候群の方は、事前に必ず医師へご相談ください (p. 5)
接種の手続き(2026年4月〜)
お住まいの自治体によって、予診票の入手方法が異なります (p. 6)。
| 区分 | 対象期間 | 費用 |
|---|---|---|
| 定期接種 | 妊娠28週0日〜36週6日 | 無料 |
| 任意接種 | 妊娠24週〜27週6日 | 全額自己負担 |
【自治体別:予診票の入手方法】
- 豊中市: 医療機関または市保健所窓口 (p. 6)
- 箕面市: 3月末に郵送(4月以降は窓口交付) (p. 6)
- 吹田市: 電子申請により交付・郵送 (p. 6)
- 池田市・茨木市・豊能町: 各自治体の窓口へお問い合わせください (p. 6)
当院で接種を希望される方へ
妊婦健診の際に、担当医師までお気軽にご相談ください。
※接種当日は、必ず各自治体の予診票をご持参ください。 (p. 6)
※この情報は2026年4月時点の資料に基づいています。最新の状況や個別の診断については、必ず医師にご相談ください。